2007-01-01から1年間の記事一覧

共役的次元の存在不可能性について

共役的次元の存在不可能性について目次はじめに「自由・この悲劇的なるもの」 第一章「共約的次元」の「共約不可能性」 第二章「非共約的次元」としての「共約的次元」 おわりに「善き生を構想し続ける国家(テーマ・ステイト)という提案」 ・はじめに「自由…

価値の旅人と求道者

BlueskYさん[理論]相対化する倫理的価値観の果てで、我々は何を選び取るべきかhttp://d.hatena.ne.jp/SuzuTamaki/20070827/1188174264 彼はこのエントリで現在の日本のさまざまなコンテンツにおける倫理的価値観の相対化の現状と、その状況下でのどうすれば…

「神々の闘争」の「調停」のための一試案〜神、死にたもう

目次 ・ はじめに 「趣味」で生きることのできる社会への旅立ち ・ 一章 「日本、この意味なきセカイ」 ・ 二章 「自由に分断されていく自由人たち」 ・ 三章 「しつけのいらない動物たち」 ・ 四章 「機械仕掛けの動物園」 ・ 結論 「遊戯するために生きて…

ブギーポップ覚え書き

現代思想のレポートにブギー論書いてます・全人類の普遍的無意識の執行者、ブギーポップ 「僕は自動的なんだよ。周囲に異変を察したときに、宮下藤花から浮かび上がってくるんだ。」『笑わない』43p 作者の一般意思への認識の変容(もしくは時代の変容によ…

「涼宮ハルヒの回答〜エヴァを遠く忘れて〜」

『現在の日本のアニメーションは、まさにそんな状態で、単に自己防衛に希望を語ってごまかそうとしているにすぎないんです。ついでに言うならば、情報誌的な形態を取りつづけているアニメ誌も同様でしょう。今やアニメといえばマンガやゲームからの輸入もの…

愛せ、そして戯れろ

BGMはエリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」毎日拝読させていただいているブログ、kagamiさんのロリコンファルを今日も読んでいたら、わたしがいっつもいってる様なことが美しく言語化されていたのでご紹介。http://d.hatena.ne.jp/kagami/2007…

我が青春の(ときめき)記憶(メモリアル)

BGMは「勇気の神様」最近、アマゾンで「ときめきメモリアル2」と、「サブストーリーズ」全部買いました。 ついでに1も買ったけど。ほんと、中2のゴールデンウィーク潰してやったアレのせいで私は今こんなブログ書いたり、エロゲーしたりしてるのです。 と…

〜甘美で甘味な簡易な感じ〜

BGMは「魂のルフラン」チョコって甘いのですよね…。 どうもネット上では真実に私の尊敬する「喪男」たちがネタなのかマジなのか「バレンタインデイ」を罵倒したり、怒ったり、哀しんだりしておられるのですが、私は一応チョコをいただいてしまいました。 ポ…

川原由美子「観用少女」 〜「少女」は圧倒する〜

BGMは「スワニルダのワルツ(コッペリアより)」何の気なしに手にとって全四巻を1時間で読みきってしまった。 題名どおり「観用」の「少女」(近未来ものだが、ロボットと言うより植物を連想させるホムンクルスっぽい)にまつわるオムニバスである。あぁ、「少女…

銀河一の恋人

BGMはショパン「華麗なる大演舞曲」フライライン・マリーンドルフ萌え! ラインハルト皇帝陛下萌え! 銀河一の恋人たちに萌え狂った!

活字好きなオタクの本懐を遂げる

買ってやった、買ってやったぞ! 銀河英雄伝説、小説版全巻。 「ガンダム」シリーズ、宇宙世紀からターンエーまでとりあえず目に付いただけ。 アマゾンで、買ってやったぞー、ぞー、ぞー、ぞー(エコー)これで、これで私はあと一ヶ月(読書生活において)は生き…

コードギアス シャーリーの恋心への鎮魂歌

BGMはSunSet Swish「モザイクカケラ」 かなわない願いと知りつつも あぁ……ルルーシュ。 ロマンチストのまま君が目的を達することを願ってやまない。 彼には、シャーリーを始末することも、操り人形とすることも、全てを元通りにすることも可能だった。 そ…

オタク・イズ・デッドへのリベリオン

BlueskYさん[感想(ブログ)]ELOquence? - オタクすらも死んでいくのか? http://d.hatena.ne.jp/SuzuTamaki/20070113 これはお答えせねばなりません。 明らかに以前のエントリである「オタクすらも死んでいくのか?」は言葉足らずでしたし、かつそのより認識…

コードギアス マキャベリアンはロマンの夢を見るか

BGMはFLOW「COLORS」 ロマンチストの皮を脱ぎ捨てきれないマキャベリアンであるルルーシュ 対 マキャベリアンに零落していくロマンチストであるスザク コードギアスは、非常に良くできたこの二つの対比であると思います。 13話でルルーシュは…

塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」

オタ的想像力の対象として 真面目な考察のほうもまぁないこともないのですけれども… 正直チェーザレ君、エロゲーの主人公としてかなり魅力的です。 まず、法王の息子で枢機卿でお金持ちで、超美形万能人間で忠実な男の幼馴染側近がいて、兄妹近親相姦して妹…

それなんて戦国ランス?なチェーザレ・ボルジア

BGMは「嵐の中で輝いて」